マラケシュ・ガイド
全長19kmの黄土色の城壁に囲まれたマラケシュには、すべてが揃っているように思えます。オフシーズンの快適な気温、一年を通じて降り注ぐ陽光、ブーゲンビリアやバラ、オレンジの木々が咲き誇る庭園、そして山と砂漠と海に囲まれた理想的な立地。街はカサブランカの南240kmに広がる肥沃な大平原にあり、幹線道路を3~4時間走れば、大西洋岸のリゾート地エッサウィラやアガディールに着きます。もっと近くには、街の背景として常にそびえるオート・アトラス(高アトラス)山脈の雄大な山並みがあり、その向こうへは幹線道路が南へ延び、ドラア渓谷の古いカスバ群を経て、サハラ砂漠のまさに入口へと続いています。
古都マラケシュのメディナとスーク(市場)を特徴づける迷路のような細い路地では、何世紀もの間ほとんど変わらない空気に包まれます。そこは香りと色彩のるつぼ。物売りの呼び声、ロバの荷車や馬車(カレーシュ)の音が、そびえ立つ数々のミナレットから響く礼拝の呼びかけと競い合うように重なり合います。マラケシュのエキゾチックな魅力は、まさにこの五感を酔わせるカクテルの衝撃から生まれています。北ヨーロッパからわずか3時間あまり。異国情緒あふれる短い休暇に、これ以上ふさわしい場所があるでしょうか。
マラケシュの街 - マラケシュのラグジュアリーホテル