レ・ボルジュ・ドゥ・ラ・カスバの誕生
2002年、イギリスで旅行業に携わってきたイギリス人とフランス人の夫妻、マイクとフランソワーズ・ブルース=ミットフォードは、ある小さなリヤドに出会って恋に落ち、改修してゲストハウスとして貸し出すことにしました。その数年後、ここでは語り尽くせないほど込み入った事情から、より野心的な計画が形になります。それが、小さなブティックホテル、すなわちオテル・ド・シャルムであるマラケシュのレ・ボルジュ・ドゥ・ラ・カスバの創設でした。
現在の建物は、基本的に、かつての7軒の建物の跡地に新たに建てられた建築群です。土と石でできた元の壁のほぼすべてを現代の建築基準に合わせて造り直しましたが、もともとあった4つのパティオの空間はそのまま尊重しています。地元の職人だけの手で造られたこのホテルは、モロッコのリヤドの伝統的な建築様式を映すよう設計されており、幾何学的な対称性、精緻な漆喰装飾、錬鉄細工、色鮮やかな床タイル(ベジュマット)、そしてタデラクトの壁仕上げ(温かみのある色合いに着色し磨き上げた石灰ベースの漆喰)が随所に見られます。
改修工事は2004年3月に始まり、レ・ボルジュ・ドゥ・ラ・カスバは2006年12月に正式に開業しました。最終段階は2007年7月、プール、プールサイドバー、スパを備えたレジャーエリアのオープンをもって完了しました。
レ・ボルジュ・ドゥ・ラ・カスバは、若きモロッコ人建築家ムーレイ・ヒシャム・シャライの才能の賜物です。オーナーの構想を彼が形にしたことで、伝統と現代の見事な融合が実現しました。ムーレイ・ヒシャムは、設計段階から正式開業まで、プロジェクト全体の監修も担いました。現在ホテルは、創業者の息子であるトム・ブルース=ミットフォードとモロッコ人の妻ノラが、経験豊かな地元スタッフ24名のチームとともに運営しています。
[マラケシュ旧市街のラグジュアリー・リヤド - Riad de luxe Marrakech - マラケシュ旧市街のブティックホテル]