アリ・ベン・ユーセフ・マドラサ ― 歴史的建築ファン必見

街の喧騒を離れてくつろぎながら、モロッコの伝統建築を堪能できる素晴らしい場所、アリ・ベン・ユーセフ・マドラサは、芸術、建築、そしてイスラム文化全般に関心のある方なら必見です。マドラサとは、精緻な装飾が施された学校の建物で、ヨーロッパのどの大学にも劣らず見事なものであり、イスラム教徒の文化にとって極めて重要な存在です。

歴史のあらまし

14世紀に、当時マリーン朝を治めていたスルタン、アブー・アル=ハサンによって創設されたアリ・ベン・ユーセフ・マドラサは、モロッコ最大のマドラサです。1565年、アブダッラー・アル=ガーリブ(サアード朝スルタン、在位1557~1574年)の命による元の建物の再建が完了しました。1950年に再び修復された後、1960年に一般の人々にも信徒にも閉鎖されましたが、さらなる修復工事を経て1982年にようやく再公開され、モロッコ建築と芸術のこの見事な傑作を見学できるようになりました。

マドラサ 中央に長方形の水盤と2つの青銅の噴水がある、豊かな彫刻が施された中庭を囲むように、学生のための130の小部屋が並ぶアリ・ベン・ユーセフ・マドラサは、北アフリカ最大級の神学校のひとつで、一度に900人もの学生が暮らしていたといわれています。