クトゥビア・モスク ― マラケシュの主要なランドマーク

マラケシュの中心にある、モロッコ最大級のクトゥビア・モスクは、1158年、モロッコの偉大な帝都のひとつであるこの地にムワッヒド朝によって建てられました。クトゥビアのミナレット バラ色の砂岩でできたクトゥビアのミナレットは、幅12.5m、高さ67.5m。石の壁面にレース細工のように見える繊細な彫刻装飾が施され、頂上のクーポラ(丸屋根)には3つの金色の銅の球と、装飾された四角いランタンが載っています。何より印象的なのは、ミナレットの高さと幅の完璧な調和です。イスパノ・モレスク様式の完璧な例であり、セビリアのヒラルダの塔のモデルとなりました。球にまつわる伝説 ミナレットのクーポラを飾る美しい球には、いくつもの伝説があります。そのひとつによれば、球は、スルタンのアブド・アル=ムーミンが着工した塔を完成させたヤアクーブ・アル=マンスールの妻の宝飾品を溶かして作られたといいます。もうひとつの伝説は盗人への警告で、球はジン(精霊)に守られており、盗もうとする者は誰でも恐ろしい不幸に見舞われるというものです。