19世紀の宮殿の中にあるダール・シ・サイード博物館は、モロッコの名工たちの技に捧げられた、最も雄弁な賛辞のひとつとされています。木陰をつくる糸杉、花々、噴水、あずまやのある見事な中庭を囲む博物館の展示室には、モロッコの豊かな美術工芸の遺産の最高傑作を紹介する品々が数多く並んでいます。
発見を待つ宝物 ダール・シ・サイード博物館で鑑賞できる特に注目すべき品には、紀元1000年頃の櫃、重厚な銀製のベルベルの頭飾り、そして無数の紫の色合いが目を引くオート・アトラスの絨毯があります。そのほか、ジュエリー、婚礼衣装、陶器、革製品、敷物なども展示されています。館内のいたるところで、見事なモザイク、漆喰細工、そして邪視を退けると信じられている精巧な護符で飾られた、美しい彫刻の杉の扉を見ることができます。