隠れた名所トップ5 ― マラケシュの必見スポット

これまで、サアード朝の墳墓群、クトゥビア・モスク、メディナ、バヒア宮殿、メナラ庭園、ティスキウィン博物館など、マラケシュで最も有名な必見スポットのいくつかをご紹介してきました。今回は、街の隠れた名所をさらにご紹介します。

その1 ― メラー

メラーが街の旧ユダヤ人街であることはほとんどの旅行者が知っていますが、そこに秘められた宝物の全貌を知る人は多くありません。独特の雰囲気を持つメラーは、日陰をつくるバルコニーが見下ろす細い路地、ラザマ・シナゴーグなどの印象的な宗教施設、見事な布地で有名な素晴らしい市場、そして、ときに白く塗られ、ときにヘブライ語の碑文を頂く、一様に丸みを帯びた墓が並ぶ、不思議な雰囲気ながらも美しいミアラ墓地で、訪れる人を驚かせてくれます。

その2 ― ベルベル博物館

有名なマジョレル庭園の一部をなすベルベル博物館は、ベルベルの人々の伝統、美術、工芸に捧げられています。宝飾品、楽器、美術品、衣装など、色鮮やかな展示品の数々が楽しめるこの博物館は、一年を通じていつ訪れても価値があります。

その3 ― サボテンの海

街の郊外にあるカクタス・ティーマンは、150種類以上のサボテンが織りなす、とげとげしくも彫刻のような景観です。その多くがまばゆいほど鮮やかなエキゾチックな花を咲かせ、中には木のように背の高いものもあります。アフリカ最大のサボテン農園であるにもかかわらず、このサボテンの海は比較的知られていない名所です。雄大なアトラス山脈を背にした美しい立地を考えると、もったいないことです。

その4 ― ダール・ベラルジ

メディナの中心、アリ・ベン・ユーセフ・マドラサの近くにひっそりと佇むダール・ベラルジは、あまり知られていないアートセンターで、白い柱廊に囲まれた木陰の優雅な中庭を持つ伝統的なリヤドの中で、現代文化を紹介しています。ベルベルの織物などの伝統工芸から、ポートレート写真、タトゥーアートまで、さまざまなテーマの展示が定期的に入れ替わるこの隠れた文化の拠点は、ミントティーを味わいながら、スークの慌ただしさから逃れるのに絶好の場所です。

その5 ― 国立女性博物館

2018年に開館した国立女性博物館は、マラケシュの観光名所に新たに加わった施設です。ここでは、約千年前のマラケシュの創建に大きな役割を果たした力あるベルベルの女王、ザイナブ・アン=ナフザウィーヤをはじめ、モロッコの歴史を彩る数々の著名な女性たちの役割について学ぶ、またとない機会が得られます。  

(画像提供:thedreamers_journey/Instagram)